最近問題になっている、人間関係の希薄性
今は昔と違って「隣近所とやりとりをする」ということが少なく、逆に「他人に干渉しない」ということが美徳とされるようになりました。
「大変そうだからお手伝いをしてあげよう」という気持ちが、「おせっかい」「迷惑」などと撮られてしまうこともあり、助けてあげたいと思ってもなかなかそうしてあげられないというケースも出てきましたよね。
実は、マンションだとこういった問題が顕著です。
一戸建ての場合、古くから住人同士の付き合いが活発だったところは「助け合いの精神」がまだまだ残っていて、実際に困ったことがあったら助け合ったり、話し合ったりしながら解決をしています。
しかし、マンションはそもそもがよそから引っ越してきた住人の集まりですので、密な人間関係が育ちにくいですし、きちんとした会話すらままならないということが結構あります。
マンションに住んでいるみなさん、自分のマンションの階に住んでいる住人を把握できていますか?
把握できていないということは、知らない人が入ってきても気づかないということです。
犯罪を防ぐには、こういったことにとにかく気を付けていく必要があります。
マンションで大きな事件が起きてから…
具体的に「どの事件」とは言いませんが、マンションの部屋に置き去りにされた子供が部屋の中で餓死してしまったという事件がありました。
この事件は日本に大きなショックを与え、今でも「母親が起こした残虐な事件」として語られています。
この事件が起きたマンションでは、子供たちを救うことができなかったということを住人たちが反省し、「今後は密な人間関係を気づいて行こう」と決意、やりとりを行っていると言います。
確かに、住人同士にもっと交流があれば「おかしい」と気づいて行動ができることもあるかもしれませんよね。
このように、今「もっと近所同士のつながりを」という声が高まっています。
この流れが、どんどん広まってくれると犯罪率も低くなっていくのかもしれません。
「知らない」ということは怖いこと
どんなことでもそうですが、知らないということはとても怖いことです。
自分が住んでいるところなのに、どんな人が住んでいるのか知らない。
それって、怖いことだと思いませんか?
自分が犯罪に巻き込まれないためにも、今後は「犯罪をどう防ぐのか」というところに重きをおいた行動をされてみてほしい。そう思います。
特に小さな子供がいる場合、住人のクチコミ的な情報は非常に役に立ちます。