府中市の防犯対策
府中市の防犯対策への取り組みについて、大きく3つのことをご紹介したいと思います。
地域住民の安全を守り、安心して暮らせる地域づくりを行うため、市民生活の安全確保に関する条例が制定されています。
府中市をはじめ地域市民、地域の事業者たちが協力して、地域安全活動を行う取り組みをしているのです。
たとえば地元の信用金庫の営業車両に「地域安全パトロール」のパネルを装着したり、パトロールプレートを取りつけたバイクや自転車が導入されています。
信用金庫の職員たちは営業活動を行いつつ、地域の安全確保にも貢献する仕組みが出来上がっているのです。
もちろん金融機関として府中警察署などとも協力し、振り込め詐欺の防止活動にも力を入れ、窓口やATMコーナーでのご高齢者への積極的な声かけなども行っています。
また府中市では随時、防犯パトロール活動に協力してくれる市民や事業者を募集中です。
市民、事業者、市、警察が一丸となって地域ぐるみでの防犯活動を推進することで、犯罪の起こらない街づくり、市民全員が安全で安心して暮らせる街づくりを目指しているといえるでしょう。
また子供の安全確保も重要な課題です。
下校途中の子供が犯罪被害に巻き込まれるリスクが指摘されており、その予防策として下校時間前の14時半になると、防災行政無線で地域住民向けに見守り活動の呼びかけを行っています。
まもなく子供たちの下校時間であることを告げ、地域の皆様で子どもを犯罪から守りましょう、といった放送を行っています。
交通事故対策
交通事故から守るため、交差点や横断歩道に立ち見守って下さる地域住民の皆様もいれば、道草をしている子供たちに優しく「早く帰ろうね」と声かけしてくれる方もいるのです。
また、子供たちの登校時間や下校時間帯にあわせて通学路で散歩をしたり、夕飯の買い物に出かけるなども、見守り活動の一環となります。
子供たちが通る自宅前で掃除をしたり、花に水をあげながら、外の様子を見るだけでもかまいません。
このように地域の人が家の前や通学路を歩くことで、子供たちを不審者から守ることができるでしょう。
3つめは、条例第6条の規定よる、マンション等の防犯対策です。
11戸以上の集合住宅を建築するにあたっては、建築主は警察と協議することが求められています。
防犯カメラや共用出入口のオートロックシステム、インターホン、照明の設置、エレベーター内部の防犯カメラや非常押しボタンの設置もそうです。
また住戸内部の防犯錠、補助錠、ドアスコープ、ドアチェーン、管理人室との通話装置など犯罪防止のための設備の備えについて取り組むことになっています。