パトロールだけが、見守りではない
小学校の生徒が帰る時間になると、子供たちの保護者や地域のパトロール隊が帰り道に建つなどして、子供たちを見守ります。最近は子供を相手にした物騒な事件もふえましたし、集団登校や集団下校の生徒に車が突っ込むと言った考えられない事故も増えましたよね。
どの事故も痛ましく、「もう2度とこんな悲劇を繰り返してはいけない」と思われるものです。そんな事故や事件から子供たちを守るために、東京都では「子供見守り活動」を実施しています。この子供見守り活動は、「誰にでもできるとっても簡単な活動」ということで、多くの地域から注目されているそう。そんな「子供見守り活動」について、お話をしましょう。
子供見守り活動って?
子供見守り活動とは「子供がたくさん外にいる時間に外出をするなどして、子供たちをも守る」という活動のことです。もちろんパトロールも必要なのですが、そういう取り組みだけでなく「地域の人が子供たちが活動する時間に合わせて外出をし、何かがないかと見守ることで、より子供たちをしっかりと守ることができる」というメリットがあります。
確かに、子供が下校する時間にたくさんの人が見守ることで、防犯の確率をぐんと下げることができるでしょう。子供に対する犯罪というのは、やはり「人目につかないところで起きている」というのが現実。
だから、その人目を増やそうというのがこの子供見守り活動です。
誰にでもできる、本当に簡単な活動であることがオススメですね。ぜひ、この子供見守り活動をやってみてほしいと思います。本当に誰にでもできる活動なので、オススメですよ。
どんなことをやるの?
まず、子供の下校時間に合わせて散歩にいく、買い物にいくなどの工夫があげられますね。
子供が帰る時間に買い物の時間をあわせれば、それだけ大人の目が子供にいくようになります。こうすることで外部からの犯罪者を抑制することにつながるというのが子供見守り活動の考え方です。
他にも、道端にある草木や花の手入れをしたり、落書きを消していくと「ここの地域は人がちゃんと地域を守っている」ということが伝わりますので、やはり犯罪者が近寄りにくくなるでしょう。
このようなことは、子供だけでなくお年寄りにもいいことです。
地域にとっていいことなので、みんなで率先して子供見守り活動ができるような体制をつくっておきたいですね。
日本はすでに個人主義の人が増えていますが、子供は地域で育てていくことがとっても大切。
だからこそ、この様な活動にもっと目をむけて「みんなで子供を守る」ということを考えていきたいですね。ぜひ、みんなで取り組みましょう。子供のためになることは、大人にとってもいいことです。