都内で発生している窃盗の被害について

都内の窃盗

さまざまな対策が練られている東京都の防犯対策。
残念ながら、窃盗被害が減少している区もあるとはいえ
被害が完全になくなったわけではありません。
では実際に被害にあってしまうのはどんな住宅なのでしょうか。

警視庁が調べた都内の戸建住宅における空き巣侵入手段について見てみると、
第1位はガラス破り、第2位は無施錠となっています。
どんなに地域住民のつながりが強く、
防犯意識の高い地域であったとしても無施錠であれば被害に遭いやすいのは当然です。
ちょっと考えてみてください。
もともと施錠してある扉やガラスを割るのには音がしたりそれだけ侵入に時間がかかるということです。
無施錠の住宅ならば、
時間をかけずに侵入できるため人目につくことを極端に恐れる泥棒にとって、
もっとも仕事がしやすいと言えるのです。
いまさらですが、ごみ出しや郵便ポストを見に行く、ちょっとお隣の奥さんとおしゃべり…といったときにも、
きちんと施錠する習慣をつけたいもの。
驚くことに、泥棒が物色にかける時間は5分以内であることがほとんど。
ずいぶんと短時間です。
さらに侵入にいたっては2分〜5分以上かかりそうな場合は諦めるそうで、
意外にさっさと退散していることが分かります。
ほんのひと手間が被害に遭うか遭わないかの運命を左右するというわけです。

助成制度

東京都・23区では防犯装置の設置などに対し助成制度を設けているところがほとんどですが、
お金をかけずにいますぐにできる防犯対策についても紹介しています。
何度も繰り返している住民同士のつながりや美しい街を保つことをはじめ、
個人の住宅でも庭や玄関先を常に整然と保ってきれいにしておくこと、
建物の周りに足場になりそうな物を置かない・門扉をあけっぱなしにしないといったことなども大切です。
また泥棒が侵入を試みる際に重視するポイントの1位に「留守かどうか」があげられるといいます。
外から見るだけで、その家が留守かどうかなんてわかるの?と思いますよね。
でも例えば、新聞受けに新聞がたまっていたとしたら?
うちは留守です!と言っているのを同じことですよね。
長期間不在にする場合は新聞販売店に連絡して、配達をとめてもらうようにしたいもの。
また、夜間でも洗濯物を外に干しっぱなしにしておくのも留守だと思われため、避けた方がいいのだとか。
私も仕事がある平日などは夜に洗濯して干しておくことがあるので、気をつけなければいけないなと思いました。

よくセールスなどだと思って居留守を使うことがあるのですがこの居留守も考えもの。
留守だと思われて泥棒が侵入してきてハチあわせ、泥棒が強盗に変身…なんていう恐ろしいこともあるのだそうです。
留守だと思われないために、
外から見える場所の電気をつけておいたり、
定期的にタイマーなどでラジオがなるようにしておくなども効果的です。
なかには電気のメーターをチェックして止まっていれば留守…と判断する泥棒もいるらしく、
こうした意味からも電気をつけておくことは効果があると言えそうです。