東京都下での防犯対策・その3です。
八王子市
防犯力の高い建物の普及を目指して、建物建築に先立ち防犯設備の設置等について、
建築主および事業主は事前に警察との協議をしなくてはならない。
八王子市安全・安心まちづくり指針を策定している。
この指針のもとに市民や防犯団体・市内事業者・警察が進めている安全・安心のまちづくりの取り組みを
尊重しながら相互の連携を深め、より効果的な活動に発展させていく取り組みを行う。
町会・自治会、老人会等に対し防犯出前講座を行ったり、警察と連携した防犯講習会を実施する。
また地域団体が行う自主的なパトロールを効果的に調整するとともに、防犯情報の提供や用具の支給を行っている。
東久留米市久留米市
安全・安心まちづくり条例を策定し、地域団体の自主防犯活動を推進。
これらの防犯ボランティア団体・愛犬家によりわんわんパトロール隊に対し、防犯用品の貸与を行う。
東村山市
住民と市の職員からなる東村山市安全安心まちづくり連絡会を設置し防犯活動の調査と情報交換、
又犯罪抑止のための活動を行っている。
具体的な防犯対策について市のホームページでも触れている。
日野市
市に登録した自主防犯組織・防犯ボランティアに対し支援を行う。
青色回転灯を含む防犯パトロール用品の貸与やボランティア保険の保険料を市が負担している。
安全安心まちづくり研修会として、市が域の自主防災・自主防犯組織のリーダーを対象として専門家を呼んで研修を行っている。
防犯に関する知識向上などのために地域で研修会を開催する場合には、市がアドバイスを行う講師を派遣する。
犯罪が起こりやすい場所をまとめた地域安全マップの作成も支援している。
また自主防犯組織育成事業交付金として新たに防犯組織を結成する場合は上限を10万円として活動費用を助成している。
福生市
安全安心まちづくり市民ひろばを開催し、町会・自治会、PTAを中心とする市民が一緒に
話し合いや情報交換、開催場所周辺の防犯パトロールを行っている。
また「ふっさ防犯だより」を発行し、簡単にできる防犯対策などを紹介している。
町田市
防犯啓発看板の設置や警察官と市職員が防犯対策の指導・助言や地域の犯罪状況の情報提供を行う「防犯講話」を実施。
「地域防犯活動実施中」ののぼりを掲げ、市職員と地域団体が合同でパトロールを行う場合もある。
ボランティアでのパトロール中に事故が発生した場合にはボランティア活動災害補償保険が適用される。
加入手続きは不要で、事故があった際に申請をするようになっている。
青色回転灯を含む防犯パトロール用品の貸与も行っている。
武蔵村山市
青色回転灯を含む防犯パトロール用品の貸与、家庭でできる防犯対策などについてホームページ上で紹介している。
以上、東京都下の自治体が取り組む防犯対策についてまとめて見ました。
パトロールに対する支援はほとんどの自治体で行われているものの、
家庭でできる具体的な防犯対策などについてはまだ分かりにくいサイトが多いようです。
情報が不足している場合には東京都や23区役所のサイトを確認するなどして、
家庭での防犯意識を高めて欲しいと思います。