古い家

子ども110番の家

子供が困った時に立ち寄ることができる家

子供というのは、いつどこでどんなことに巻き込まれるか解りません。
例えば不審者に出会うかもしれませんし、誰かに追いかけられて怖い思いをするかもしれません。そこまで行かなくても、帰り道の途中で具合が悪くなるとか、迷子になるとか、そういう困ったことに遭遇してしまいがちなのが子供です。

そんな時、子供たちが立ち寄って相談をすることができるのが「こども110番の家」。
家の門など、解りやすいところに「こども110番の家」のステッカーを貼っておきます。

そうすることで、子供たちには「困ったことがあったら、ここに立ち寄ってもいいんだ」ということが伝わります。こういった「なにかがあったら助けてくれる存在」があるだけで、子供はとっても安心するもの。
だからこそ、こども110番の家はとっても重要なのです。

「地域で子供を見守る」ということ

最近はみんなが個人主義になり「自分のことは自分で何とかする、安易に相手を頼らない」という人が増えてきました。反面、「人に頼らず自分でどうにかすることが美徳である」という非とも増えました。
確かに自分一人でできたらいいですが、それは本当にいいことなのでしょうか。

特に小学生にもなると、いつも親が見張っていることはできません。親がいないところで、もしかしたら子供がとても危険なめにあうかもしれないのです。そういう時は、だれかほかの大人が助けてくれたら嬉しいですよね。そうやって「子供を地域の宝として育てていく」ということが大事なのです。

子どもは親だけで育てるわけじゃないし、一人で勝手に大きくなるわけでもありません。そうではなく、地域がみんなで子供を見守りながら、育てていくという姿勢が必要なのです。

ひいては母親の負担を軽減することにも

こういった活動は、ひいては「母親の負担を軽減する」ということにもつながります。子育ての中で、どうしても母親というのはプレッシャーを感じてしまいがち。やはり今の世の中では、「人に迷惑をかけないようにする」ということが当たり前になっているので、自分の思い通りに育たない子供を育てているおやとっては辛い環境と言えるでしょう。

こども110番というのは、子供を地域全体で見守るという活動。だから、自然と親の負担も減るはずです。母親の負担を軽減することができれば、みんなが明るい気持ちで子育てをすることができるでしょう。特に今は少子化ですから、そんな少子化を解消するためにも「きちんとした子育てができる環境」「みんなで子供を見守るということ」について、実践をしていく必要あるのではないでしょうか。ぜひ、あなたもこども110番に加入をしてみてください。