ロボット警備
近年、ロボットを利用したサービスが増加しています。
工場内の製造だけでなく、受付や介護、自動車にも組み込めようという動きにもなっています。
そのロボットを警備にも活かしているところもあるのです。
では、警備にロボットを取り入れるメリットとは何があるのでしょうか。
まず最初に思い浮かべるのが人件費の抑制です。
電気代や維持費などがかかりますが、人件費と比べると安上がりになっています。
そして、警備に携わろうとする人のなかには悪意を持っている可能性も考えられます。
例えば、窃盗を企てるため内部を調べたり、産業スパイとしてデータを盗み取ろうと狙っているかもしれません。
その悪意があるか判断するのは難しいものです。
でも、ロボットなら善悪がないため、安心して利用することができるのです。
そして何よりも警備ロボットはセンサー感知によって異常を見つけます。
これは特に夜間の警備に大変役立たれます。
人間の目というのは完璧ではなく、一瞬の出来事や些細な変化を見逃してしまうことが多いです。
暗闇は危険
さらに暗闇が広がる夜間となると視界が狭まるため、人間の目の精度はさらに落ちます。
「照明をつければいい」と思われるかもしれませんが、夜間の照明は近所に迷惑をかけることも多いですし、広大な敷地を警備するときは照明を取り付けるのに膨大な費用がかかってしまうのです。
でも、警備ロボットのセンサー感知は人間の目とは違います。
光学センサーで感知することもできますし、サーモグラフィーのように温度で感知することもできるのです。
光学センサーでは感度を高めることで人間では見えない暗闇でも十分に視界を確保することが可能です。
また異常や不審者がいる場合、体温や発熱など温度が周囲よりも高まっているケースが多いので温度で感知することは効果的になります。
他にもセンサーに音波を活用する警備ロボットもあり、いろんな種類がすでに現場で活躍しており警備能力をさらに高めているわけです。
そして、異常や不審者を感知したとき警察や警備会社や管理人に通報がいくようになっています。
そして、その感知した映像やデータなどを蓄積して保管しておくことができることも大きなメリットでしょう。
何か異常があったとき、そのデータを取り出して分析することで原因を洗い出すことが可能だからです。
このようなことは人間が警備していても難しいものです。
だからこそ、警備ロボットの需要が今後伸びるだろうと多くの企業や団体が取り入れようとしているのです。